「みんなの世界」まとめ

ここで、これまで話してきた、
「みんなの世界」について
改めて簡単に振り返ってみましょう。

私たちは、一人では生きられないため、
周りの人とコミュニケーションを取りながら、
社会の中で生活を営んでいます。

私たちは、周りの人から、
言葉を通じて、
社会が、世界をどのように捉えているのか学びます
そして、それを写し取る形で、
自分の中にも「世界のモデル」を作っています。
この「世界のモデル」は、
周りから学ぶ世界であるため、
みんなの世界」ともいえるものです。

この「みんなの世界」は、
社会の数だけ存在し、
家族単位の小さな単位の社会から、
国家という大きな単位の社会まで、
多層的に存在します。

また、時代と共に
社会の「当たり前」が変化するため、
「みんなの世界」も変化し続けます。

この「みんなの世界」が大切な理由は、
周りの人たちが、
何を前提に、
どのように思考し行動しているのかを理解することで、
社会の中で生き抜く力が高まるからです。

具体的には、
「みんなの世界」が豊かで整理されているほど、
モノゴトを考えるときに、
必要な情報を素早く引き出し、
適切な判断を下すことが
できるようになります。

だからこそ、
子どもたちが言葉を学びはじめたときには、
言葉を整理し、それを通じて、
「みんなの世界」を形成していくことが大切です。

そのための具体的方法としては、
言葉を「カテゴリー」、「要素」、「構造」の
3つの視点で整理していくことです。

りんごを例にすれば、
「カテゴリー」は、「食べ物」という
カテゴリーの中に「フルーツ」があり、
さらにその中に「りんご」があると理解するように。

「要素」は、「大きさ」、「色」、「形」といった
要素を比較して、りんごを選べるように。

「構造」は、りんごを「果皮、果肉、芯、種、くき」などに分けて、
果皮と果肉だけ食べられるように。

このように、言葉を整理しながら学ぶことで、
子どもたちの「みんなの世界」は
豊かで整理されたものになります。
そして、これにより、
子どもたちは、問題に直面したときに、
適切な知識と理解を
素早く引き出すことができるようになります。

なお、「カテゴリー」、「要素」、「構造」の
3つの視点を学べる絵本「おおきな、りんご!」を
Amazonよりご入手いただけます。

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