最近、
「社会をより良く変えていこう」
という話を、
ニュースや雑誌の記事で
よく見かけると思いませんか?
その背景にあるのは、
技術の進展により、
新しいサービスを立ち上げるなど、
社会に働きかける取り組みが、
より容易になってきていることです。
技術はこれからもっと進歩しますので、
わたしたちの子供たちにとって、
「世界を変える」という言葉は、
もっと身近なものになっていきます。
実際、起業した小学生の話などが、
ニュースになっていますよね。
もちろん、
全ての子供たちが小学生のうちから
「起業」までする必要はないと思います。
でも、身の回りの誰かのために、
ちょっとした変化を起こしていくことはできます。
それだって、立派な「世界を変える」取り組みです。
そんな、小さくても、
「世界を変える」ための鍵を
子供たちに渡してあげることができれば、
子供たちはきっと、素敵な変化を
起こしてくれるのではないでしょうか。
世界を知る
もし、あなたの子供が、
これからの変化の時代を生きるための
目的がなにかで迷うのであれば、
「自分らしく生きて、社会の役に立つ」
ことだと伝えてあげてください。
toboxでは、その目的を達成するための
具体的なステップを、
わかりやすい、学びの形にしています。
そのステップとは、大きくは、
まず、世界を知り、自分を知ることで、
自分自身の生きる意味を生み出すこと。
そして、意味があると感じたことを実現するために、
青写真を描き、実行することで世の中に
価値を生み出すことです。
これから、
その最初のステップである、
「世界を知る」ということについて、
考えていきたいと思います。
3つの世界
あなたは、「世界」と聞いて、
なにを思い浮かべますか?
国がたくさんある世界地図でしょうか?
それとも、宇宙からみた地球の写真でしょうか?
あるいは、映画やゲームなどの
ファンタジーの世界でしょうか?
「世界」という言葉は、
「全体」を示すもので、
その「全体」の捉え方によって、
身の回りの世界、国という世界、
地球全体という世界、宇宙全体、
そして、想像上の世界や、
仮想空間の世界まで
多様に捉えることができます。
しかし、toyboxでは、
「自分らしく生きて、社会の役に立つ」
という目的から考えて、
異なる場所に存在する
「3つの世界」と
それらの相互作用を重視しています。
その「3つの世界」とは、
・ありのままの世界(現実の世界)
・共有された世界(社会が現実の世界をどう捉えているか)
・自分の世界(自分が現実の世界や、社会の世界の捉え方を、どう捉えているか)
です。
この「3つの世界」が
なぜ重要なのかというと、
その相互作用を活用することが、
一人ひとりが「世界を変える」ための、
おそらく、ただ一つの方法だからです。
どういうことかというと、
わたしたちの、「世界を変える」取り組みは、
まず、わたしたち、一人ひとりが、
現実の世界の変化をよく見て、
社会が対応しきれていない部分に気が付くことから始まります。
そして、自分の中で、より良い対応方法を考えて、
周りの人に働きかけながら、
それまで、みんなが「あたりまえ」だと思っていた
モノゴトの見方を変えていくことで、
変化を実現していくのです。
例えば、toyboxでは、
社会の変化や現在の子供たちの学びのあり方を
よく観察した上で、
「自分らしく生きて、社会の役に立つ」
という目的を達成するための、
新しい学びのあり方を考案し、
それを、この文章のような形で、
まわりの人に提案して、広げていくことで
子供たちの学びのあり方を変えていこうとしています。
これを「3つの世界」の相互作用として
捉えると次のようになります。
①「ありのままの世界」をよく見て変化を捉える
(現実の世界をよく観察する)
②社会の「共有された世界」と、「ありのままの世界」への働きかけ方をよく理解する
(世の中の「あたりまえ」を理解する)
③「自分の世界」で、変えたいことを思い描き、
また、「ありのままの世界」への新しい働きかけ方を生み出す
(世の中が良くなる、新しいアイディアを生み出す)
④それらを社会に提案して、社会の「共有された世界」を変る(社会に働きかけて、社会のモノゴトの見方を変える)
⑤社会の「ありのままの世界」への働きかけ方を変える
(社会の現実への対応方法を変える)
⑥その結果、「ありのままの世界」に変化を生み出す
(現実の世界を変える)
「世界を変える」という
新しい価値創造のプロセスを
この「3つの世界」の相互作用として理解することで、
なにをすることが必要なのか、
どのような力を培うことが大切なのか、
を明確に把握することができます。
でも、ちょっとまだ
抽象的でわかりづらい部分もあるかもしれません。
toyboxでは、
新しい発想で、
オリジナルの新しい学び作りに取り組んでいます。
そのため、どうしても、分かりづらい部分、
伝わりづらい部分がでてくると思います。
そうした点について、
ぜひ、コメントやメッセージをいただけると嬉しいです。
「ありのままの世界」
これから、しばらく、「3つの世界」について
詳しく、丁寧に話を進めていきます。
今回は、細かいテーマに移る前に、
全体像についてお話ししました。
これからの細かなテーマを考えるときには、
理解を深めるために、
この全体の話を思い起こしていただければと思います。
改めて、次回は、
「ありのままの世界」についてです。
あなたの目の前に広がる「ありのままの世界」には、
実は、あるものが、ありません。
それはなんだと思いますか?
ヒントは、「あなたが持っているもの」です。
では、またお会いしましょう。
Ciao!
サム・ボーナ
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