子供たちが、
これからの変化の時代を生き抜くには、
変化に対応して、いろんなことにチャレンジ
していかなくてはなりません。
でも、チャレンジしていくことは、
とてもストレスがあることのように感じませんか?
特に、「これができなくてはいけない」、
「ああならくてはならない」など、
条件や目指すものが多いと、
子供の心に大きな負担になってしまいます。
どうしたら、
「ストレスに強い」子供に
育てられるのでしょうか?
前回までのトピック
これまで、
わたしたちが「社会的な存在」であり、
その「つながり」は、時間的にも、空間的にも
広がっていることをみてきました。
今回は、この「つながりがある」ということが、
わたしたちが「因果関係の中で生きている」ことを
意味しているということについて、
改めて、考えてみたいと思います。
「因果関係の中で生きている」
「つながっている」ということは、
そこに「因果関係が存在している」ことを
意味します。
例えば、
川は、いくつもの小さな川が集まって、
大きな川になり、
やがて海に注いでいます。
このように「つながっている」からこそ
川には、
水が上流から下流に流れるという
因果関係が働いています。
同じように、
わたしたちが、社会的に
「つながっている」ことで、
そこに因果関係が働いています。
わたしたちは、わたしたちの周りの
さまざまなモノゴトの
因果関係の結果として、
「今、ここ」に存在しているのです。
ストレスに強くなるには
わたしたちをとりかこむ、因果関係の中で、
わたしたちが、自ら影響を与えられるモノゴトは、
限られています。
例えば、過去のできごとは変えられませんし、
周りの人が何を感じ、考え、行動するのかについて、
強制することはできません。
つまり、わたしたちは、
自分の力の及ばない
多くの因果関係の影響を受けて存在しています。
だから、「自分はこうでなくてはならない」などと
強くこだわると、
自分の力がおよばない因果関係に意識をとらわれて、
無用なストレスを抱えることになります。
子供たちが「ストレスに強くなる」ためには、
自分の力がおよばない因果関係については、
ありのままに受け止める姿勢が大切です。
それができれば、
無用なストレスを抱えず
卑屈にも、傲慢にもならず、
自己を健全に認識して、
いつも、前に進んでいくことができます。
ですから、子供たちには、
・わたしたちが、多くの因果関係の中で生きていること
・コントロールできない因果関係の結果を受け入れること
・その上で、前に進んでいくこと
になるべく早く、気がつけるようにしてあげたいところです。
1つ例をあげれば、
「昨日のことは、今日はもう変えられない」ことなどを
よく話してみるのも良い働きかけだと思います。
わたしたちの「もう一つの側面」
さて、わたしたちが「社会的な存在」であり、
「つながりの中で生きている」という話は、
ここで一区切りです。
ここからは、わたしたちの、
もう一つの側面に目を向けたいと思います。
それはなんだと思いますか?
それは、わたしたちが
「自由な意志をもった存在」
だという側面です。
そして、まず着目したいのは、
わたしたち一人ひとりを、
「自由な意志をもった存在」にしているものはなにか
ということです。
それは、わたしたちの「独自の◯◯」です。
「◯◯」がなにか、少し考えてみてください。
ヒントは、「カメラ」です。
では、また次回お会いしましょう!
フォローいただけると嬉しいです。
Ciao!
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